理学療法士という職業を知っていますか?
私は、理学療法士や作業療法士という名前を聞いたことある方も多くいるんじゃないかなと思っています。
理学療法士とは、簡単にいうと「動作分析・物理療法・運動療法の専門家」です。私たち、理学療法士(略称PT)は、医者の指示のもと患者さんに対して治療(リハビリ)を行える職種です。
リハビリテーションの職種は3種類あります。それぞれが違った特色を持っています。
リハビリの専門職は、患者さんへの治療を行うことができます。それが、看護師などの医療従事者たちとの違いです。
看護師は、医者の指示に従って医療行為(注射や傷の処置)を行うことができます。基本的に看護師は、医者の指示以外のことはできません。
しかし、PTは、結果が同じになればどのようなプロセスで治療を行っても構いません。過程は自分たちで決めることができるところに自由度があるため、リハビリの方法は人それぞれ違います。また、医者以外に治療行為を行えるのはリハビリの専門職だけになります。(理学療法士・作業療法士・言語聴覚士)
医療従事者の中で、その点が大きな違いだと思っています。
理学療法士は、国家資格です。国家試験を受けるためには、専門学校や大学・短大などで授業カリキュラムと実習を行う必要があります。
国家試験の合格率は約80%ですが、範囲が膨大でまともに勉強していなければ受かることはできません。
※国家試験の範囲は、基礎科目:6項目 専門基礎分野:21項目 専門分野:11項目程度あります。
資格を取るには、3~4年かかります。
私が通っていた専門学校は、地元から電車で1時間30分の距離にありました。
通学は大変でしたが、得るものは大きかったです。
学校の特徴として、先生たちが実績十分な先生たちであることです。先生たちは週に1回以上、病院で働いており普段から患者さんを診ています。他の学校では、研究分野や県士会(県の理学療法士協会運営)で活躍している先生が多いです。しかし、私が通った学校は、教員全員が現役の理学療法士です。現場で感じたことなどを授業でも話してくださるのですごく授業が分かりやすかったです。
これから理学療法士を目指している方は、学校のそれぞれの特徴などを把握したうえで、決定するのがいいと思います。
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