〇理学療法クラス全員嫌いだった:だいき
実習初日まで知らなかったのですが、同じ学校の作業療法学科から学生が来ていました。私は、「よかった。同じ学校の仲間がいる。」と思って声を掛けましたが、だいきは「おう」とだけ答えるだけで終わりました。
ずいぶん不愛想だなと思ってしまいましたが、どうやらその理由は私にあったようです。
その後、実習を通して打ち解けてきてよく話すようになりました。交流が深まってきたときに、実習生みんなでご飯を食べに行く機会がありました。
ひろ「だいき、最初話しかけたときに冷たく感じたから、嫌われているかと思った」
だいき「え?嫌いだったよ。というか、理学療法士学科の全員が嫌いだった。」
私とだいきが通っていた専門学校では、理学療法学科が2クラス、作業療法学科が1クラスありました。だいきに聞いたところ、作業療法学科の人たちは、人数の多い理学療法学科がはしゃいでうるさかったり、数が多いだけで偉ぶっているように見えたりしていて、嫌っている人が多かったとのことでした。だいきもその一人で、本当に嫌いだったようです。
ひろ「でも、だいぶ話してくれるようになったよね。」
だいき「ひろに会って、理学療法学科にも、まともな人いるんだって思った(笑)」
ひろ「まともな人って(笑)」
だいき「つまり、ひろはいいやつだったから考えが変わったってこと。(笑)」
だいきとは実習が終わって学校で国家試験対策をしている時も、会えばしゃべる仲になりました。だいきのおかげで作業療法学科の人ともコミュニケーションをとることが増えました。
この出会いがなければ、学校で自分がどのような目線で見られていたのかわからないままだったことでしょう。
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