〇臨床実習とは
今回の内容は3年生の臨床実習中心の話になります。10週間の実習を行うとなると何も起きないわけないですよね(笑)
臨床実習は1期と2期があり、1期目の実習で経験したことを中心にお話していきます。
1期目の実習では、期間中に合計20人以上の実習生と一緒に、実習を乗り越えました。学んだことも多かったですが、ここでできた実習生どうしの思い出は今でも心に残っています。
この本では、実習生の一日とともに乗り越えた仲間たちとのエピソードを中心に書いていきたいと思います。
同じ立場の仲間と乗り越えた実習。そんな話に進んでいきましょう。
本編前に、臨床実習について説明したいと思います。学校ごとに異なるのですが、だいたい8週間~10週間の期間の実習のことを指します。
私が通っていた専門学校では、最終学年の前半がこの実習で、後半からは国家試験にむけての勉強をひたすらやっていました。そのため、この臨床実習が終わり、国家試験に合格すると私たちは晴れて理学療法士として現場で働かなくてはなりません。
この臨床実習は、学生として最後の現場を学べる機会となります。そのため、より実践的な勉強が必要ですし、社会人の一歩手前にいますので、礼儀・患者さんへの接し方なども身に着けていく必要があります。
私が、1期目の実習をさせていただいた病院は、あたり一面田んぼの景色が広がるのどかな場所にありました。ただし、病院の規模としては大きく、老若男女様々な方が来院している市内で最も大きい総合病院でした。
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