避難民の一夜
まさ「とりあえず、警察から近くの公民館にいけと言われた。」
ひろ「なら、とりあえず行ってみようか。」
インターネットカフェやカラオケで一晩過ごすといった手段もあったのですが、私は当時お金をそんなにもっていなかったので、できるだけ経費を抑えたかったので、公民館に向かいました。
公民館には、私とまさ以外にも避難してきた方が5~6人いました。大広間をみんなで使うことになりましたが、思っていた以上に広く、十分にくつろげるスペースでした。
ひろ「もう1期目の実習が終わるころだよね?」
まさ「そうなの。あと1週間かな。」
ひろ「最近どう?」
まさ「普通にやってるよ、もうバタバタするような時期でもないし」
というような近況報告会をしながら過ごしていました。ほかにも避難されてきている方もおり、寝ようとされている方もいたので、私とまさはしらない街を散歩することにしました。
ビール片手に夜の街を歩きながら、幼馴染との談笑。そのころにはすっかり雨も上がっていて、道路も乾き始めていました。
まさ「これ帰ってもよくない?」
ひろ「予報でももう降らないみたい」
まさ「帰るか。(笑)」
日付をまたぐころ、私たちは公民館から道具を持ってまさの家に帰りました。
幸いなことに土砂崩れもなく一夜を過ごせました。
実習中に起きたハプニングでしたが、今となっては笑い話です(笑)
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