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学生時代のリアル~国家試験編5~

〇きまずい空気


私はこのまま、順調に進んでいくかと思っていました。


りさ「今回の課題は、この範囲はゆいちゃんにお願いします。ひろくんはここ、やまくんはここをお願いします。」


 リーダーはゆいちゃんですが、いつしかりさちゃんが中心となって発言するようになりました。


ゆいちゃん「今回もがんばっていこう!」

やま「まってよ、俺らが全く知らないところで勝手に範囲決められているのはどういうこと?」

りさ「これまでは、得意分野を中心に範囲を決めたけど、今回は苦手分野を中心に決めてます。」

ゆい「得意分野だけではなく、苦手分野も勉強しようという割り振りです。」

ひろ「意図があるのはわかった。でも相談してほしかったよね。やまと俺にも」

ゆい「それはごめん」

やま「まぁやってみよう」


 苦手分野を勉強して理解する。そしてみんなに教えるのは、得意分野よりも時間がかかります。

 徹夜で勉強していましたが、なかなか終わらない。焦りを覚えました。

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