私は学生時代、野球をしていました。当時の私はケガが多く、そのケガがきっかけで理学療法士になりたいと思うようになりました。
私が理学療法士になりたいと思うようになった2つのエピソードをご紹介します。
1.中学3年生のころ
私は、中学校時代に部活動ではなくクラブチームで硬式野球をしていました。勝てば県大会・全国大会に繋がる大事な大会前、私はケガをしてしまいました。病院に行くと、「腰椎分離症」と診断されました。悪化してしまうと、スポーツ選手としての寿命が短くなるようなケガでした。
チームのエースだった私は、何とか試合に間に合うように治したいと思っていましたが、痛みの影響から思うように体が動きませんでした。
そんな私を救ってくれたのが、チームメイトの家族から紹介していただいた整体師さんでした。
施術されたときは、どうしようもないほど痛くて、涙目になりながら「こんな店二度と行くか!」と心の中で思っていました。
しかし、次の日になると痛みなくキャッチボールができました。練習試合でも短いイニングですが登板することができました。
この日以来、人を治すことのできる職業に就きたいと考えるようになりました。その先生とは、理学療法士となった現在でも交流させていただいています。
2.高校生
高校1年生で私は、膝の手術を行いました。骨芽腫という病気で、骨芽細胞という骨を作り出す細胞が以上に活性化して、骨棘ができてしまうといった症状があります。この骨棘を切り取る手術を行いました。入院期間中には病院の理学療法士の先生たちに、野球部に復帰してからは野球部OBの先輩が理学療法士で、リハビリを受けていました。
なかなか、術後の足はなかなか思い通りに動かず、引退するまでベストな状態で野球をすることはできませんでしたが、ケガをした際に支えていただいたリハビリの先生たちはとてもやさしく、的確なアドバイスをもらうことも多かったです。
この経験から、中学の時には人を治すことのできる職業というざっくりとしたイメージだったものが、理学療法士になるという明確な目標に変わりました。
以上が、私が理学療法士になるきっかけとなった出来事です。
野球が私に理学療法士という道を教えてくれたので、今後どんな形であれ、野球に恩返しができたらなと思っています。
最後まで見ていただき、ありがとうございました。
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